Clásicos japoneses con furigana
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ちいさなくさとたいよう
小さな草と太陽
小川 未明
Lee 小さな草と太陽 (ちいさなくさとたいよう) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 2414 caracteres · 5 pantallas
そのはずで、いくら、木々のつぼみはふくらんできましても、この垣根の内側には、暖かな太陽が終日照らすことがなかったからであります。
「ああ、いつになったら、お日さまが私を暖めてくださるだろう。」と、草はつぶやいていました。
すると、この言葉を聞きつけた青木は、
「我慢をしろ、我慢をしろ、俺などは去年の秋から、日に当たらずにいるのだ。それでも黙って不平をいわないじゃないか、我慢をしろ、我慢をしろ。」といいました。
草はこういわれると、小さな頭を上げました。
「だって、おまえさんは大きいじゃないか、だから我慢もされようが、私はこんなに小さいのだ。」と、うらめしそうにいいました。
けれど、もう青木の木はなんとも答えませんでした。そして、黙っていました。
草は、昼間は、まだ我慢もできましたけれど、夜中になりますと、寒くて、寒くて、震えていました。そして、自分ながら枯れてしまわないかと、心配したほどでありました。
そのうちに、日はたちました。小鳥がさえずって、頭の上の高い空を飛んでゆくのを、たびたび聞きました。
「いつになったらお日さまは、私を照らしてくださるだろう。