Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
こねこはなにをしったか
小ねこはなにを知ったか
小川 未明
Lee 小ねこはなにを知ったか (こねこはなにをしったか) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 5213 caracteres · 11 pantallas
」といいました。
こうして、ねこは、みんなから、きらわれるようになったのでした。
そればかりでありません。ねこは、いくらしかられても、ふすまで爪を磨いだり、障子を破ったりすることをやめなかったのでした。そして、ときどきは、血だらけになったねずみをくわえて家へ上がってきたのです。三人の子供たちは、いまようやく、お母さんや、お父さんが、生き物を飼うことは、骨のおれるものだといわれたことがわかったのです。
「ねこをどこかへやってしまおう。」
「だれか、もらってくれないだろうかね。」
「こんなに大きくなって、もらうものがあるものか」
「捨てればいいや。」
三人の子供たちは、こんな話をしていました。小ねこが、この家へもらわれてきた日のことを考えると、三人の話はたいへんな相違だったのであります。
こんな冗談が、とうとうほんとうになって、ねこは、ある日、酒屋の小僧の自転車に乗せられて、家からだいぶ離れた、さびしい寺の境内へ捨てられました。
いままで、生魚でなければ食べなかった、ぜいたくなねこは、ふいに、人家もない寂しい場所へ、ただ独り置かれたので、驚いてしまいました。