Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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いくどめかのさいご

幾度目かの最期

久坂 葉子

Lee 幾度目かの最期 (いくどめかのさいご) de 久坂 葉子 (くさかようこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 59.103 caracteres · 121 pantallas

Aozora Bunko

三十一日は、一日あいているようにきいてましたからと。何時でも何処でもいいと。五分間でいいのだと。

小母様、私はどうにもならなくなって、又生きる元気を失ってしまったのです。幸せになれると思ったのは束の間でした。二十二日から二十五日迄でした。私は、鉄路のほとりを愛しています。でも、それが真実だということを証明する何ももっちゃいません。感じ合うことが出来なければおしまいです。私は、彼と共に生活はしてゆけまいと思いました。疑いや誤解の連続になるでしょうし。小母様、小母様は、孤独になって生きてごらんなさい。とおっしゃいましたね。私には出来ないのです。来年早々、家を出て、生活してゆくつもりでしたが、想像していた私のその生活には、たった一人ではなく、鉄路のほとりの存在があったのです。そして仕事が出来るだろうと思っていたのです。家庭のこと。仕事のこと。そして一番大きなことは、鉄路のほとりのことなのです。彼を失って、私は仕事をしてゆくだけの勇気も強い意志もありません。小母様。私は強がりにみえて、本当はとっても弱いのね。私は、彼を責める気はありません。自分を責める気はうんとあっても。