Clásicos japoneses con furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lee 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 109.545 caracteres · 216 pantallas
かねえ、水を一杯(いっぺえ)くれねえか」
森「おゝ気の付かねえ事をした」
文「やア亥太郎殿か、成田へお出で下すったそうで、母のために毎(いつ)も変らぬ御親切、千万辱けのう存じます、母も只(たっ)た今往生いたしました、さア何(ど)うか直(す)ぐに奥へ往って見てやって下さい」
亥「えゝ皆様御免なせえ、えゝお母様(ふくろさま)、なぜ私(わっち)が……旦那御免なせえよ、こんな時にゃア何(なん)と挨拶(あいさつ)して宜(い)いのか私にゃア分んねえ」
藤「これは亥太郎殿、藤原喜代之助でござる、あなたの御親切で伯母も誠に宜(よ)い往生を致しました、人の寿命ばかりは何(なん)とも致し方がありません」
亥「旦那御免なせえ、私(わっち)やア物心をおぼえて此の方(かた)、涙というものア流したことが無(ね)えんですが、いつぞや親子てえものは斯(こ)う/\いうもんだと、此方(こちら)の旦那に意見されてから、此の間親父の死んだ時にゃア思わず泣きました、今日で二度目でござんす、御免ねえ」
とわッ/\と泣出しました。時に文治は、
文「いつも変らぬ御親切、有難う存じます、さぞお腹(なか)が減りましたろう」