Clásicos japoneses con furigana
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うんめい
日本の文学 3 五重塔・運命
幸田 露伴
Lee 日本の文学 3 五重塔・運命 (うんめい) de 幸田 露伴 (こうだろはん) en japonés con furigana. JLPT N1. Toca una palabra para ver el significado.
N1 · avanzado · kanji y kana modernos · 100.648 caracteres · 198 pantallas
方には珍らしく此兀爺の話を冒頭から潰さずに御聞なさるが快ければ、夜長の折柄お辰の物語を御馳走に饒舌りましょう、残念なは去年ならばもう少し面白くあわれに申し上て軽薄な京の人イヤ是は失礼、やさしい京の御方の涙を木曾に落さ落させよう者を惜しい事には前歯一本欠けた所から風が洩れて此春以来御文章を読も下手になったと、菩提所の和尚様に云われた程なれば、ウガチとかコガシとか申す者は空抜にしてと断りながら、青内寺煙草二三服馬士張りの煙管にてスパリ/\と長閑に吸い無遠慮に榾さし焼べて舞い立つ灰の雪袴に落ち来るをぽんと擲きつ、どうも私幼少から読本を好きました故か、斯いう話を致しますると図に乗っておかしな調子になるそうで、人我の差別も分り憎くなると孫共に毎度笑われまするが御聞づらくも癖ならば癖ぞと御免なされ。さてもそののち室香はお辰を可愛しと思うより、情には鋭き女の勇気をふり起して昔取ったる三味の撥、再び握っても色里の往来して白痴の大尽、生な通人めらが間の周旋、浮れ車座のまわりをよくする油さし商売は嫌なりと、此度は象牙を柊に易えて児供を相手の音曲指南、芸は素より鍛錬を積たり、品行は淫ならず、且は我子を育てんという気の張あればおのずから弟子にも親切あつく良い