Clásicos japoneses con furigana
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いも
日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二)
佐左木 俊郎
Lee 日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二) (いも) de 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 26.241 caracteres · 54 pantallas
――ところが、いくら収穫があったって、われわれ、同じことなんだ。耕地を潰しちゃ奴等だけ膨らんで、われわれは一向に同じことなんだ。」
重次郎も、眼を※(「目+爭」、第3水準1-88-85)りながら、叫ぶように云うのだった。
「あそこへ工場を持って来るなんて、百姓するものは、一体、何処へ行って百姓をすれあいいんだ?」
「工場の方じゃ、われわれの耕地を潰して置きやがって、幾ら儲かったって、われわれには全然同じことなんだから、そんで、われわれも、黙っちゃいられなくなって来たんだ。馬鹿馬鹿しいにも程がある。」
七
部落の中央部にあった台地の上は、人家で埋め尽されて、完全に住宅街になっていた。
空から続く腕のように、南向きの斜面を抱込んでいた雑木林は、何時の間にか伐払われて、赤黒青、三色の瓦に埋め尽されていた。そしてラジオのアンテナの竿がその屋根屋根から林立していた。
瓦の海の沖の方では、空高く組まれた捲揚機が、カラカラカララララと、ひっきりなく鳴り、黒煙に濁った空から、鉄骨の長い手を差伸していた。大きな煙突がそのところどころから、幾本も幾本も、黒い煙を吐いていた。