Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
しゅんせつせん
日本プロレタリア文学集・8 葉山嘉樹集
葉山 嘉樹
Lee 日本プロレタリア文学集・8 葉山嘉樹集 (しゅんせつせん) de 葉山 嘉樹 (はやまよしき) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 34.935 caracteres · 73 pantallas
見習は、六尺位の仁王様のように怒った。
「ほんとかい」
「ほんとだとも」
水夫たちは、ボースンと共に、カンカン・ハマーを放り出したまま、おもてへ駆け込んだ。
「何だ! あいつ等あ」
ブリッジを歩きまわっていた、一運(一等運転手)は、コーターマスターに云った。
「揃って帰っちまやがったじゃないか」
コーターマスターは、コムパスを力委せに蹴飛ばしながら、
「サア」と、気のない返事をした。
――滅茶苦茶に手前等は儲けやがって、俺たちを搾りやがるから、いずれストライキだよ。吠え面かくな――と彼は心の中で思った。
「おかしいじゃないか、おい」
一運は、チャートルーム(海図室)にいる、相番のコーターマスターを呼んだ。
「オーイ」
相番のコーターマスターが、タラップから顔を覗かすと、直ぐに一運は怒鳴った。
「時間中に、おもてへ入ることは能きないって、おもてへ行って、ボースンにそう云って来い」
「ハイ」
彼が下りかけると、浴せかけるように、一運はつけ加えた。
「そして、奴等が何をしてるか見て来い。よく見てから云うんだぞ」
「オッ」
彼は、もうサロンデッキを下りながら答えた。
一運は、ブリッジをあちこち歩き始めた。