Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 79.482 caracteres · 160 pantallas
彼の境遇の背景前景のすべてに向って自分は否! と、悲しみと同瞬間に叫んだ。
彼の生活から自分がはなれて居た関係もあって、苅田さんのように自分の生きる欲望まで犯されなかった。
家をはなれ、東京で、別の住居で、弟に死なれ、苅田さん云うに云えぬ心であろう。自分はYが居た。仕事がきまって居た。それでこそ生きる道という道をすでに持って居た。この点、苅田さん根底をつかれた感であろう。
然し、人は生きねばならぬ。
――○――
自分にとって英男の死はいろいろのことを教えた。
苅田さんにも教えるであろう。
――○――
動く人生よ
動く人生よ
自分が一年と三ヵ月ロシアに居る間に、自分の心も変った。
大瀧の叔母、アミノさんのところ、英男、苅田さんのところ、そして近くに小柳さんの死を見、小山内さんの死、沢田正二郎、高畠、何とうつり変ったことか。
――○――
弟の死と云うことについて自分何か不思議な気がする。なぜ、自分の知って居る範囲で、弟、妹、下のものばかりが死ぬのであろうか。例えば和田さん。New York でこのことを知った時、自分は和田さんが、その妹の生活を生かすどんな力も働きかけなかったという点に、一種のフンガイを感じた。