Clásicos japoneses con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lee 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 13.809 caracteres · 28 pantallas
こんな事を御飯すぎて庭に出て見つけた、八つ手のうらのテントームシは何となくそのまんま忘れてはすまないように思われたんで、短いものを一つにまとめて置いた。それから落ついた今までないような余裕のある心地で机に坐った。
数学と、英語と地理、これだけのしなくちゃあならない事をすましてから Beggar と云うのを読んだ見た。
「丈の長い男と同じほどの又それよりも大きい体で
まるで海賊の女王としても似あわしいほどの女だった」
日本にこんな大きな立派な体の女乞食はまだ私は見た事がない、乞食でもそんななら少しは見いいんだろうと思った。
借りた「イノック・アーデン」をよんだ、初めからおしまいまで涙の出そうな詩であった。長い間苦労して久しぶりで故郷にかえっても面と自分の妻子に会う事は出来てもしないでただ宿の主に言づけして死んで行ったイノックが、その立派な心と一緒によみおわってからは頬がつめたくなって居た。
朝起きるとからかなりいろいろの刺げきをうけて居る私は、おひるっからになっても一寸した木の葉にも小虫にも思いやりが有った。
花活に入れるんだからと云われてナヨナヨとした孔雀草に青く光るはさみをあてた時も自分の心にそむいてあべこべの方に走るような苦しい心持でいたわるようにそろっと十本ばかりをきった、まるで草にうらまれて居るよう