Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

ja-reading.com

Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

Lee 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 23.645 caracteres · 47 pantallas

Aozora Bunko

そして、それから何が起ったかということも、おぼろに見当がつけられるような気がする。あの気性の女は……細川ガラシャと妲妃のお百を一しょにしたようなものだ。見破る者がなければ、満太郎も殺されて、不義の子良介が家督をつぐことになったであろう。居室には鍵がかかっていた。扉を破って人々がはいってみると、アツ子は一子良介を刺し、自分も懐剣でノドをついてこときれていた。立派な最期であった。

★

海舟はナイフで悪血をとりながら、虎之介の報告をきき終った。

「フン。そうかい。その場に行ってみなくッちゃア、毒死というのは分らねえやな。あれは一目でわかるものだ。するてえと、推理はそうなる。いつもながら、新十郎は見事な手際だ。虚無僧は二人いなきゃアならないということ、小柄は尺八に仕込んでおいたこと、これはオレがチャンと見ていたことだ」

虎之介は改めて海舟のおそるべき心眼にただもう感服、ことごとく謹聴してわが心眼の曇りを浄めているのであった。