Clásicos japoneses con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lee 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 165.848 caracteres · 327 pantallas
この二つは秋田ブキを原料に使った同地の名物である。
この秋田ブキが北海道へ行くと段々と大きくなっている。そして何れの山地でもこれが見られる。『東夷物産志稿』という書物に「コルクニ、又コロクニ、コリコニナドト云、夏秋ノ間、過半ノ食料トス、水煮或ハアブリテ皮を剥食フ、山中ニ生ジテ最肥大ナルハ茎太サ八九寸、高サ八九尺、葉ノ大サ四五尺ナルアリ、夷中マダ簑笠ノ製アラズ、夷人是ヲ被テ雨ヲシノグ、又茎ヲ連ネ取テ傘ニ用ウ」とあるが、右のコルクニなどはアイヌ土人の称する土語である。これらの土言を見ると、人類学者坪井正五郎博士在世の時のコロボックル人種問題を思い出す。
北海道を越えて樺太に入ると、この秋田ブキが最も巨大に生長し、そこここにその天性の偉容雄姿を発揮している。すなわちこのフキは北する程大きくなり、南する程小くなっている。暖かいより寒いを好く草であるといえる。この種の版図の南端秋田県では、その小形となっているものは、普通のフキとその大さが同じである。かくの如き場合、学者でも不用心の者はこの小形のものを見てそれを普通のフキと見誤るものがないではなかろう。
一体秋田ブキにはその本然の特徴があって、仮令その形状は小形となっていても慧眼なる人なればこれを普通のフキと見別ける事はあえて難事ではない。