Clásicos japoneses con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lee 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 165.848 caracteres · 327 pantallas
右の書物は今から百二十一年前の文政四年〔一八二一〕に出来たものであるから、この時代に既に曾槃は『万葉集』のヤマヂサはあるいはイワヂサ(すなわちイワタバコ)ではなかろうかと思っていたのであった。しかし私は全くこれを知らなかったが、今これを知って見ると曾槃は百年以上も昔に既に疾くこれに気附いていたのであった。そして今日私の観る所と全く符節を合しているのは、この説をしてますます真ならしむる上に大いに貢献する所があるといってよかろう。
前文中にエゴノキについて述べた事はあるが、なおこの樹に関してのイキサツを次に少々書いて読者の一条に供して見よう。
エゴノキには既に上に書いた通り種々な一名があるが、その中にチシャノキというのがある。しかしそれにヤマヂサという名はない。これは山に生えているチサノキだと言えば通ぜんでもないが、チサノキは何も山ばかりに生えているのではなく随分と平地にもあるから、殊更これに山の字を加えて山ヂサと呼ぶ必要もないほどのものである。
従来我邦の学者は、このエゴノキを支那の斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)果に充てて疑わない。