Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ちゅうもんのおおいりょうりてん

注文の多い料理店

宮沢 賢治

Lee 注文の多い料理店 (ちゅうもんのおおいりょうりてん) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 106.269 caracteres · 223 pantallas

Aozora Bunko

しかし、おまえさんたちはのんでもだめか。」

「だめだ。けれどもおまえが呑んでもとの通りになってから、おれたちをみんな水に漬けて、よくもんでもらいたい。それから丸薬をのめばきっとみんなもとへ戻る。」

「そうか。よし、引き受けた。おれはきっとおまえたちをみんなもとのようにしてやるからな。丸薬というのはこれだな。そしてこっちの瓶は人間が六神丸になるほうか。陳もさっきおれといっしょにこの水薬をのんだがね、どうして六神丸にならなかったろう。」

「それはいっしょに丸薬を呑んだからだ。」

「ああ、そうか。もし陳がこの丸薬だけ呑んだらどうなるだろう。変らない人間がまたもとの人間に変るとどうも変だな。」

そのときおもてで陳が、

「支那たものよろしいか。あなた、支那たもの買うよろしい。」

と云う声がしました。

「ははあ、はじめたね。」山男はそっとこう云っておもしろがっていましたら、俄かに蓋があいたので、もうまぶしくてたまりませんでした。それでもむりやりそっちを見ますと、ひとりのおかっぱの子供が、ぽかんと陳の前に立っていました。

陳はもう丸薬を一つぶつまんで、口のそばへ持って行きながら、水薬とコップを出して、