Clásicos japoneses con furigana
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とうみょうのまき
灯明之巻
泉 鏡花
Lee 灯明之巻 (とうみょうのまき) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 23.444 caracteres · 47 pantallas
「きみ、きみ、まだなかなかかい。」
「屋根が見えるでしょう――白壁が見えました。」
「留まれ。」
その町の端頭と思う、林道の入口の右側の角に当る……人は棲まぬらしい、壊屋の横羽目に、乾草、粗朶が堆い。その上に、惜むべし杉の酒林の落ちて転んだのが見える、傍がすぐ空地の、草の上へ、赤い子供の四人が出て、きちんと並ぶと、緋の法衣の脊高が、枯れた杉の木の揺ぐごとく、すくすくと通るに従って、一列に直って、裏の山へ、夏草の径を縫って行く――この時だ。一番あとのずんぐり童子が、銃を荷った嬉しさだろう、真赤な大な臀を、むくむくと振って、肩で踊って、
「わあい。」
と馬鹿調子のどら声を放す。
ひょろ長い美少年が、
「おうい。」
と途轍もない奇声を揚げた。
同時に、うしろ向きの赤い袖が飜って、頭目は掌を口に当てた、声を圧えたのではない、笛を含んだらしい。ヒュウ、ヒュウと響くと、たちまち静に、粛々として続いて行く。
すぐに、山の根に取着いた。が草深い雑木の根を、縦に貫く一列は、殿の尾の、ずんぐり、ぶつりとした大赤楝蛇が畝るようで、あのヘルメットが鎌首によく似ている。
見る間に、山腹の真黒な一叢の竹藪を潜って隠れた時、