Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
げんだいにんじゅつでん
現代忍術伝
Lee 現代忍術伝 (げんだいにんじゅつでん) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 76.446 caracteres · 155 pantallas
すると大きな洗面器に水をみたして、クビに手をかけ、エイと顔を水中にもぐしこまれてしまう。
たかが洗面器でも、こうやられては、溺れる。アップ、アップ、半死半生、睡魔の段ではない。魂魄半減し、ゲッソリやつれて、骨と皮になり、目の玉だけ、ウツロに光っている。
マニ教のお歴々は長年の経験によって術を会得しているのである。一定のモーロー状態におちいるのを待ち、それまでは、もっぱら睡らせないことにつとめている。一言も話しかけない。お歴々は顔を見せず、白衣の勇士がとりかこんでいるだけだ。
こうなっては、三羽烏もダラシがない。しかし、さすがに、しぶとい。半平もさすがに日頃の微笑を失って、黙然とうなだれているが、内々期するところがあるらしく、敵の出方を待っているふてぶてしさがほの見える。
凄味のあるのは、さすがに大将の天草次郎で、クワッと目を見開いて、時々あたりをヘイゲイする。子供にとりかこまれたマムシのような凄味がある。
けれども、それを見ているうちに、才蔵はもうダメだと思った。今さら鎌首をもたげたって、今となっては、かえって哀れでしかない。ミジメな虚勢だ。
マムシやカマキリは鎌首をもたげて、かみついたり、ひッかいたりするしか知らないが、マムシやカマキリがホーホケキョとないたり、猫のようにペロペロなめたりしたら、相手も