Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
とざんだんぎ
登山談義
木暮 理太郎
Lee 登山談義 (とざんだんぎ) de 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8219 caracteres · 16 pantallas
私どもは学校の帰りによく木上り競争をしたもので、一度百尺近くもある櫟の大木に攀じ上ったまではよかったが、下を覗くと木の周りにいる仲間の子供は小さい頭だけとなり、頭から手が出、頭が歩いているように見えたので、変な気持に襲われ、急に恐ろしくなって下りることが出来ず、大人に助けられて下ろして貰ったことがあります、これが山なら遭難という所でしょう。
話が飛んだ横道に逸れましたが、私が初めて登った山は赤城山であります。湯ノ沢へ湯治に行く祖母に連れられたのでたしか六つの時でしたから、恐かった天狗の話や、大洞で山の上の湖水にびっくりしたことや、氷倉からどんどん氷を背負い出していたことなどの外に覚えがないので、これが後年山好きになる助けとなったかは疑問であります。次は十三の年に富士へ登りました。今ならば九つで富士へ登った女の子も有り、十一で小槍の岩登りをやって、気焔を吐いた男の子もあり、少しも珍らしいことではないでしょうが、其当時としては稍々物好きに近いものでありました。私の村には富士講と御岳講とがあって、私の家は御岳講でしたから、未だ御岳へ初登山も済まさぬ中に、他講の富士山へ登ることは許されないのですが、丁度同年である村の少年が行くので羨しくて堪らず、余りにせがむので、遂に子供の事だから差支あるまいということになって