Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
ほだかだけやりがたけじゅうそうき
穂高岳槍ヶ岳縦走記
鵜殿 正雄
Lee 穂高岳槍ヶ岳縦走記 (ほだかだけやりがたけじゅうそうき) de 鵜殿 正雄 (うどのまさお) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 8443 caracteres · 17 pantallas
五百米突も下ると、かなり繁っているが、乗鞍や信州駒ヶ岳のように沢山はない。今まで通った主系の山稜について見るに、蒲田谷方面は、のびのび手足を出している、が梓川方面は、枯れ松が多い、後者は常に残雪の多いのと、傾斜峻急なとの御蔭だろう。
十一 中の岳
南岳より北の方へ大畝りに畝って行く事半里で、連嶺第二の低地、その先きは盆地で沢山の残雪、雪解けの水も流れている。水を一掬び勢をつけて、難なく三千三十米突の一峰を踏む、頂には石を重ねた測標が一つある。相変らず雲の海で山勢は見れぬ。南岳と大喰岳(宛字)との間にあたるので中の岳と称えておく。
十二 大喰岳
中ノ岳より北に行くこと二十分で、槍ヶ岳第一の子分、峰は二つで、間は一丁余もあろう、標高約三千七十米突、少し嶮しくなってきた。槍に登って余裕のある人は、中途高山植物の奇品を採りながらこの峰に登るも面白かろう。大喰岳「信飛界、大喰岳、嘉門次」とは、群獣のこの附近に来て、食物をあさり喰うので、かくは名づけたのであると。
右手嶂壁の下には、数丁にわたる残雪、本年は焼岳の火山灰が、東北地方に降下したから、穂槍及び常念山塊の残雪は、例年に比し、甚だ少ないとの事だ、よく見ると鼠黒い灰が一面にある。