Clásicos japoneses con furigana
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Lee 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) de 小山 清 (こやまきよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.741 caracteres · 486 pantallas
「どうだ、宗十郎に似てやしないか。」と云って笑った。小みなさんが、
「清ちゃん。あたしの口真似をしてごらん。」
「なあに?」
「いいかい? それ、このみ山に、」
「このみ山に、」
「今道心、」
「今道心、」
皆んな笑った。
私たちはすっかり仕度の出来たところで、記念写真を撮って、それから行列を繰り出した。私は水鉄のおじさんと並んで歩いた。私ははじめは恥ずかしくてすこし取り上せていたが、歩いているうちにそれほどでもなくなった。ひとつは素顔でないことが、私を厚顔にしていたのであろう。あとで聞くと、のぶちゃんも行列を見ていて私に気づいたそうである。廓内を一廻りしてから大文字屋に戻って解散した。私は着物を着かえると、白粉もろくに落さずに、家に飛んで帰った。
やはり御輿を担がなければ、お祭のような気がしない。私は盲縞の腹がけをつけ、黒繻子の襟に「小若、花園」とひなたとかげに染め抜いた浅黄縮緬の祭絆纏を羽織り、豆絞りの手拭を喧嘩かぶりにして、また家を飛び出した。この祭着は私のためにお糸さんが前から用意して縫いあげてくれたもので、お糸さんは私のその恰好を見て、「まるで、お祭佐七のようよ。