Clásicos japoneses con furigana
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Lee 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) de 小山 清 (こやまきよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.741 caracteres · 486 pantallas
と云ったので、「外国のさる由緒正しい家族の絵だ。」と云ったら、解ったような顔をしていました。
額の中の人達は僕の独りを助けてくれることでしょう。
今朝起きぬけにわが家の新聞をひろげたら、運勢の欄が眼につきました。
八白 朋友を訪ねて吉あり。
楽しき一行、これを見て訪問の心を起した人もあったことでしょう。しかし僕には訪ねる友もありません。図書館へ行けというほどの辻占かも知れぬ、しばらく御無沙汰しているから、僕はそんなことを思いながら、新刊書の広告など見て行きました。あの短かな紹介文というものには、ふしぎに惹かれますね。著者が力量、精進のほどを伝えて妙、まあそんな気もします。著者の言葉の引照してあるのもありました。「余は正しき良心と誤りなき反省とをもって、この書を綴った。」どうも自分には刺戟が強いと思われました。「正しき良心」と「誤りなき反省」、僕は広告面を眺めながら己の無為が省みられ、どの書物もが僕に向ってそう云っているように思われました。なにかとりのこされたようなさみしい気持になりました。青春むなしく逝くを悲しむ。そうした感情が、呪文のようにも、また悔恨のようにも、苛立たしく、切なく胸のうちを通りぬけて行きました。