Clásicos japoneses con furigana
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Lee 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) de 小山 清 (こやまきよし) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 239.741 caracteres · 486 pantallas
身のたけは尋常、中肥りだ。いくらか堅肥りだが、断じてヒステリー性のそれではない。円顔、多血質で頬などはいつもてらてらしている。多産だ。働き者だ。洗濯好きだ。しかし裁縫はあまり巧くない。と云って亭主や子供に綻びの切れた着物を着せて平気な質ではない。暇があればボロをつづくって雑巾などは用意して置く方の口だ。煮物は上手な方じゃない。少し大味だ。気質は親切で客を歓待する方だが、しかしそのもてなし振りが、つまり、この里芋の山盛りなんだ。ひっきりなしのお喋りと文字通り里芋の山盛り攻めだ。客を一ぱいに歓待したい気持は解るが、豊富という感じをただ芸もなく、物量の押しの一手でゆくやつだ。藤村先生はいつの日か、そうしたお主婦さんのもてなしにあずかって、好感を抱かれると共に多少は閉口されたに違いないのだ。お家へお帰りになってさて呟かれるには、『いや今日は里芋の山盛り攻めに遭ったわい。』そこで偶々腹案中のいろは歌留多の、さの部が埋まったというわけだ。僕にしても里芋の山盛りの方は敢て辞さないが、お喋りは閉口だな。世帯持ちはよさそうな人らしいが、女房にするのは御免だな。」
「なかなか、こじつけが鮮やかですわね。