Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Lee 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 335.908 caracteres · 669 pantallas

Aozora Bunko

「ハイ、その訳と申しますのは……あなた様もご存じでござりましょうが、あの鳰鳥という女子、側室の身分でありながら、これまで一度もお殿様のお伽を勤めたこともなく、そのためお殿様におかれましては、ご不満足であらせられ、そのご不満が事にふれて、お手討ちなどという荒々しいことに、成って行くのでございます。それで、この頃のお殿様は、ただただ鳰鳥のご機嫌を取ることばかりに憂身をやつし、あの鳰鳥の申すことと云えば、どのような無理でも、難題でも、おきき遊ばすのでございます。それで今宵もその通り、あの鳰鳥めがお殿様にこのような事を申し上げました。『数あるお館の女子の中でも一番目立って美しいのは、そこにいる山吹でございます。さあ、お殿様、私に構わず、山吹をお靡かせ遊ばしませ。山吹をお靡かせ遊ばすほどの技倆のあるお殿様でございましたら、この鳰鳥もお殿様をお慕い申すでございましょう』と、どういう企みのあったものか、あの鳰鳥めがお殿様に、このように申し上げたのでございます。するとお殿様は憑かれたように、私の傍へおいでになり……」

「そなたに靡けと云ったのか※(感嘆符疑問符、1-8-78)」