Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.

ひょうしゃくかんにんき

評釈勘忍記

山本 周五郎

Lee 評釈勘忍記 (ひょうしゃくかんにんき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 17.889 caracteres · 36 pantallas

Aozora Bunko

と老人は胸のところでなにかを握るまねをした、「こうぐっと緊めるんだ、いいか、さてそこで、こんどは相手の身になって考える、こいつがこんなことを云ったり仕たりするのは、おれがいつか知らずに侮辱したとか、不愉快な思いをさせたなんということがあるのではないか、もしなにもないとすれば、こいつはひどく運の悪いことか思惑はずれがあって癇が立っているんだろう、気の毒に、――こう思ってやる、またどうしても気の合わぬ者とか、厭なやつ、愚図、高慢な人間などはなるべく長所をみつけるようにするんだ、あいつは大嫌いだが鼻はみごとだとか、意地は悪いが耳が立派だとか、愚図だけれども気は好いとか、なんにも取柄はないがこんなに取柄のないということも一つの取柄だとか、根性は曲っているが足は真直だとか」

「もしもがに股だったら、――」

「そしたら手とか、背骨とか、鼻筋とか」

「それがどこもかしこも曲っているとすると、――」

「そうすれば詰り、全体が曲ってるとすれば、詰りそれなりに、統一が取れている訳で、統一が取れているということはそれなりに真直だということになる、――だが口を出すな、話がこんがらかっていけない」