Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
おどるちへいせん
踊る地平線(下)
谷 譲次
Lee 踊る地平線(下) (おどるちへいせん) de 谷 譲次 (たにじょうじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 141.823 caracteres · 283 pantallas
スエズ運河はここからはじまる。
『明朝早くポウト・サイドに着きますが、入港と同時に石炭の積込みを始めますから、今夜おやすみになるまえに窓を閉めたほうがいいでしょう。よく忘れて開けて置いたため、窓から石炭の粉が舞い込んで、部屋じゅう真黒になった人があります。』
と、昨夜の食卓でナイフとフォウクの間からこういうBROADCASTをした人があった。
で、窓を締めたきりにした船室で、寝苦しい一夜を明かす。
それでも、朝になってうとうととしたらしい。
わ・わ・わっ!
わ・わ・わっ!
という不可思議な叫喚を、最初私は夢のように聞いていた。が、気が付くと、私の耳には、慣れたエンジンの鼓動がない。停まってるな! と思うや否、その時まで遠くの蓄音機のようにぼやけていた「わ・わ・わっ!」が、急に恐ろしい正確さで一度に私を揺り起した。
ポウト・サイドの町が、埃っぽく騒ぎ立てながら、船窓から私を招いていたのだ。
疾くのむかしに石炭の荷役が開始されて、幾艘となく両側の船腹に横付けされた盥のような巨大な荷船から、あんぺらの石炭ぶくろを担いだ半裸体の土人のむれが、甲板へ渡した板を伝わって一個師団ほど上下している。