Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Lee 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) de Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 76.529 caracteres · 155 pantallas

Aozora Bunko

と叫んで走ったり、青いマグネシヤの花火を燃したりして、たのしそうに遊んでいるのでした。けれどもジョバンニは、いつかまた深く首をたれて、そこらのにぎやかさとはまるでちがったことを考えながら、牛乳屋の方へ急ぐのでした。

ジョバンニは、いつか町はずれのポプラの木が幾本も幾本も、高く星ぞらに浮かんでいるところに来ていました。その牛乳屋の黒い門をはいり、牛のにおいのするうすくらい台所の前に立って、ジョバンニは帽子をぬいで、

「今晩は」と言いましたら、家の中はしいんとして誰もいたようではありませんでした。

「今晩は、ごめんなさい」ジョバンニはまっすぐに立ってまた叫びました。するとしばらくたってから、年とった女の人が、どこかぐあいが悪いようにそろそろと出て来て、何か用かと口の中で言いました。

「あの、今日、牛乳が僕※とこへ来なかったので、もらいにあがったんです」ジョバンニが一生けん命勢いよく言いました。

「いま誰もいないでわかりません。あしたにしてください」その人は赤い眼の下のとこをこすりながら、ジョバンニを見おろして言いました。

「おっかさんが病気なんですから今晩でないと困るんです」