Clásicos japoneses con furigana
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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
Lee 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) de 木村 荘十 (きむらそうじゅう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 37.859 caracteres · 76 pantallas
食うものもろくに食わせられずに、叱言の代りに眼を指で刳りとられた娘も見た。こんな雲南の奴隷娘や、悲惨な少年坑夫の話を、ここで生れた君は知らない筈はないだろう。人間の子供は豚より安いんだ。一弗か二弗で買った奴は、食うものもろくにやらずに使い倒して、片輪になると捨ててしまう。その無恥な売買の市場があの貧民窟だ」
「なにッ」
「俺を殴って気が済むなら俺をなぐれ……だが伍長、怨むなら、あんな無恥な野蛮な習慣をいいことにして、人間を搾って金を儲ける人非人を怨め……取払ったのは当然だ。俺は中国の名誉の為に雲南人の自覚を要求するんだ。伍長ッ、お前からだぞ、貴様の弟だってどうされているか分るかッ、これを憤慨しない奴ァ人間じゃアない、叫ぶならお前が第一に改革を叫ばなければならない人間だぞッ」
孫伍長は、郭の胸倉をとって唇をびくびくさせていたが、いきなり彼に抱きついて泣き始めた。
何が起るかとハラハラしていた学生達は、ほっとした様に二人を引き分けたが、その一人は卓を叩いて叫んだ。
「おい、もう陰気な話はやめろ、これから吾々は孫伍長の家族を探そうじゃないか。先ず伍長がさッき逃げて来たという裏街の探検から始めるのだ」