Clásicos japoneses con furigana
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あおべかにっき
青べか日記
山本 周五郎
Lee 青べか日記 (あおべかにっき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 37.334 caracteres · 76 pantallas
と叫ぶ、あの場面を予に思わせた。今は暴風雨である。隣座敷には魚釣りに来た東京の客が騒いでいる。家主が酒の勢いで能弁にまくし立てている。予は始めて漁師の生活に触れることが出来るかもしれぬ。今夜も未だ疲れが抜けぬ。早く寝るとしよう。末子よ又東京へ来るのだそうだね、早く会おうなあ、静かな夢があなたの夜を守るように、予の明日の日に栄えあれ、三十六は挫けはしないぞ、あいむ・りまあかぶる・ふぇろう。(一一、二)
今朝 早朝零時半頃 堀江に火事が起こった。暴風雨の中で物凄く燃えた、一時間余り燃えておちた、演伎館という演芸場が火元である。丁度出演していた「安来節」の女達は雨に濡れしょぼれ乍ら、川岸の土堤伝いに逃げて行った、館の主人は焼死、家婦は発狂した。「田沼」十枚まで書いた。池部鈞から手紙が来た。土堤の方まで歩いた、秋日和であったが強い北風が吹いていた。今は夜である、風は未だ吹き続いている。「彼」にステエトメントをしようと思う。嗽はどうやら止ったらしい。ダ・カポのお蔭かもしれぬ。(二五八八、一一、三)
ああ大事なことを忘れていた。去月「日昇亭の女 ふじ」が山形県まで愛人であった同家のコックを訪ねて、共に最上川に投じて情死を果した。