Clásicos japoneses con furigana
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たかいきとからす
高い木とからす
小川 未明
Lee 高い木とからす (たかいきとからす) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonés con furigana. JLPT N3. Toca una palabra para ver el significado.
N3 · intermedio · kanji y kana modernos · 1947 caracteres · 4 pantallas
このとき、どこからかもどったからすが、木の下に人の立っているのを見つけると、警戒するように、カア、カアと、仲間を呼びました。
重ちゃんは、自分も、友だちの助けなしに、ひとり木に上って、巣をとれないとさとったので、この日は、そのまま帰ることにしました。
ところが、あくる日は、ひどい風でありました。おじいさんは庭へ出て、たなにのっている鉢をかたづけていられました。
「おじいさん、台風だろうかね。」と、重ちゃんは聞きました。
「とうとうやってきたな。この風は、いまにもっとひどくなるだろう。」と、おじいさんはおっしゃいました。
そのうち、雨と風がもつれあって、ますますひどくなり、はたして、家も木立も、地上にあるいっさいのものが、もみくちゃにされそうに見えました。
重ちゃんは、またおじいさんのそばへいって、
「この風では、鳥の巣なんか、飛んでしまうだろうね。」と、聞きました。
「どこかに、巣があるのか?」と、おじいさんはいわれました。
「あの高いすぎの木に、からすが巣をつくったんだよ。しかし、木が大波にもまれるようだろう。」
「だが、からすはりこうな鳥だから、日ごろ、こんなときの用心をしているかもしれない。