Clásicos japoneses con furigana
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なるとひちょう
鳴門秘帖(一)
吉川 英治
Lee 鳴門秘帖(一) (なるとひちょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 262.100 caracteres · 523 pantallas
と、かれの暴虎の勇を押さえた。
「なんで※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「下手をやると失敗する。なにせよ法月弦之丞は、夕雲流の使い手で、江戸の剣客のうちでも鳴らした腕前、さよう……貴公と拙者と二人がかりで、やッとどうかと思われるくらいだ」
「ほほう、夕雲流をやるやつか……」これは孫兵衛の初めてしるところだった。イヤ、その人となりのみならず、お十夜は、まだ今日までの間に、弦之丞という者に、面接したことがないのである。
もとより、その腕前が、どれほどなものか、尺度は周馬の話でも分らない。
とにかく、撰りに撰った悪玉と悪玉とが、この夜、手を結んだのは、弦之丞の身にとって、怖るべき不幸の兆だ。
「では仲なおりに――」
と、話半ばに、周馬はその部屋から立ち上がって、
「どこかへまいって一杯酌ろう。細かい話や、あしたの手筈は、そこで飲みながらのことと致して」
「だが、待ってくれ」
お十夜は出渋った。
「お綱は一体どうなったんだ?」
「死にはしまい……、ただし、気絶ぐらいはしているかもしれないが」
「じゃ、なんとか手当をしておかなくっちゃ……」
「ご無用ご無用、今にひとりでに気がつくであろう。