Clásicos japoneses con furigana
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めいせつじじょでん
鳴雪自叙伝
内藤 鳴雪
Lee 鳴雪自叙伝 (めいせつじじょでん) de 内藤 鳴雪 (ないとうめいせつ) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 192.693 caracteres · 377 pantallas
聞いて見ると今の平均禄では、家内の喰う事がやっとである、そこで、東京から帰っている弟の大之丞にせめては洋学の修業を継続させたいと思って、幸まだ旧藩以来の先生が居るから、そこへ通わせる、月謝が月々旧藩札五十匁(今の二十五銭)要る、それをこの賃仕事でこしらえるのだといった。私もちょっと胸がつぶれたから、自分でも何か稼がねばならぬと決心した。以前にも度々いったが、父は名利に恬淡で貧富に心を動かさぬ性質だから、自分は頗る平気で居た。その頃旧藩の学校の教員仲間が互いに団結して、経費は月謝を当てにして、旧校舎をそのまま借りて、漢学や洋学数学を教える場所を設けていたので、私もそこの漢学教員の仲間へ加えてもらった。なんでも給料は一ヶ月旧藩札百匁(今の五十銭位)であったろう。旧藩の頃雇い入れた英学の教師稲垣銀治氏もまだそのまま居たので、私は右の漢学の教員を勤める傍、わざわざ東京まで行って果たさなかった英学を幾分でも修めたいと思い、この稲垣氏に就いて、それを習う事にした。そこで、ピネオの小文典とかマンデヴィールのリーダーとか、理学初歩とかを幾分か習って、なお聞きながらに翻訳もして見た。