Lectura en japonés

Clásicos japoneses con furigana

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がこせんにん

鵞湖仙人

国枝 史郎

Lee 鵞湖仙人 (がこせんにん) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.

N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 10.555 caracteres · 22 pantallas

Aozora Bunko

幸福を得るには黄金が必要だ。それで或者は練金術をやって、うんと黄金を儲けようとした。

神仙説を産んだのも、矢張り長寿と幸福との為めだ。

だが、併し、妖術の元は、幸福を得るというよりも、長寿を得ると云う方に、重きを置いていたらしい。ところで妖術の著書はと云えば、枹木子を以て根元とする。そこで筆は必然的に、枹木子に就いて揮わなければならない。

ところが洵に残念なことには、枹木子の著者は不明なのである。これほど素晴らしい本の著者が、不明というのは不思議であるが、しかし一方から見る時は、不明の方が本当かもしれない。屹度神仙が作ったんだろう、と云ってた方が勿体が付いて、却って有難くもなるのだから、尤も一説による時は、葛洪という人の著書だそうだ。

ところで枹木子は内篇二十篇外篇五十二篇という大部の本だ。詳しい紹介は他日を待ってすることにしよう。

枹木子は妖術の根本書で、非常に非常に可い本である! ただ是だけでいいでは無いか。

だが、本当を云う時は、この枹木子は妖術書では無くて、仙術の本という可きである。

で、真実の妖術書といえば、その枹木子の精粋を取り、更に他方面の説術を加味した「南宗派乾流」