Clásicos japoneses con furigana
ja-reading.com
Lee clásicos japoneses en línea con furigana. Filtra por nivel JLPT, toca una palabra para ver el significado y traduce una frase.
さとう
麻布襍記 ――附・自選荷風百句
永井 荷風
Lee 麻布襍記 ――附・自選荷風百句 (さとう) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonés con furigana. JLPT N2. Toca una palabra para ver el significado.
N2 · avanzado · kanji y kana modernos · 37.256 caracteres · 77 pantallas
春雨城中傷独夜。落花江上奈多風。栄枯一夢人情薄。毀誉千年世論空。笑我罷官貧太速。此心今日与誰同の吟作あるによりても明なり。然るに親族の中今日上院の議員となり居れる何某の如きは墓石に位階勲等を記入せんとし又某県の知事を勤めいたる何某の如きは某寺の僧より内々頼込まれたる事でもありしと見え家翁の平素より釈氏を好まざりし事を知りながら仏葬せよといいたる事なぞあり。死者を辱むるもの親族より甚しきはなし。余の親族多くは官米を食む。官吏は佞弁邪智に富むものにあらざれば立身せず故に余擯斥して途上に逢う事あるも顔を外向け言語を交えざる事既に十年を越ゆ。先方でも小説家輩はゴロツキなりとそれ相応に髭をひねっているなるべし。
親類は法事の外に用なし。子は三界の首枷なり。門弟は月夜の提灯持なり。皆無きに如かず。
○
盗むと返さぬとは其の名を異にすと雖もその実は相同じ。盗むは暴にして拙し。借りて返さぬは卑しくして巧なり。傘風呂敷足駄書物の類は一度人に貸せば再び還っては来ぬものなり。
金銭は天下の融通なり故に貸借あり、書画骨董は他人の所蔵するものを見れば足る。独り妻女は貸借を許さず鑑賞を禁ず。