Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいこん
だいこん
久生 十蘭
Lisez だいこん de 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 153 732 caractères · 303 écrans
パパはなにもいわなかったけれど、思いきって無器用なプリミチフなかたちや色彩がどんな意味をもっているのか……ストラスブゥルやリシュリュウが百艘集っても一艘の足柄の意志に及ばないのだということが、子供のあたしにもはっきりわかった。
「あんなすごい軍艦はじめて見た。あれがほんとうの軍艦だね」
日本が強いとか弱いとか、そんなことではない。そういう資質のよさにじぶんもつながっているという純粋なよろこびだった。だがもうなにもかも終ってしまった。軍艦ばかりでない。いろいろなものが間もなく日本からなくなってしまう。悲しいには悲しいが、来なければよかったとは思わない。ジャン・ミリュウの〈植物の感情〉の中にこんな一節がある。
〈秋ニナッテ葉ガ落チタ。人間ガ、アー、アワレダトイッタ。樹ハソレヲキイテ噴キダシタ。秋ニナッテ葉ヲ落スノハ、無益ナ消耗ヲ避ケテ樹液ヲ貯エ、春ニナッタラ大イニ伸ビテヤロウトイウ樹木ノ高イ意欲ノアラワレナノダ。人間ハコウイウベキデアル。アー、葉ガ落チタ。コイツ、マタ伸ビルツモリダナ〉
軍艦は見あげるような高さになった。横っ腹にいくつも爆撃の穴があき、あまりひどいのにはカンヴァスの大きな絆創膏が貼ってある。