Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちょうとみっつのいし

ちょうと三つの石

小川 未明

Lisez ちょうと三つの石 (ちょうとみっつのいし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 4 385 caractères · 9 écrans

Aozora Bunko

それを知った村の人は、気の毒に思いました。

「おまえさんは、まだ若く、美しいのだから、お嫁にゆきなさるがいい、ゆくならお世話をしてあげます。」と、女に向かって、しんせつにいってくれるものもあった。

女は、夫が死ぬときに、先へいって待っているという、約束をしたことを思い出すと、そんな気にはなれませんでした。

「死んだ主人に対してすまない。」と、女は答えました。

しかし、村の人は、女のいうことをかえって笑いました。

「人間というものは、死んでしまえば、ろうそくの火の消えたようなものだ。それよりも、生きているうちがたいせつなのだから。」と申しました。

女は、そうかと思いました。急に、心細いような感じがして、ついに、お嫁にゆく気になってしまいました。

女は、機織りの家に、二度めに嫁いだのであります。そして、今度は、一日じゅう機を織って、夫の仕事を助けました。夫は、また、妻をかわいがりました。女は、前に水車場の男に嫁いだ日のことを忘れて、いまの夫を、なによりもたいせつに思うようになりました。

女は、織物の入った、大ぶろしきの包みをしょって、街道を歩いて、町へ出ることもありました。