Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

どじょうときんぎょ

どじょうと金魚

小川 未明

Lisez どじょうと金魚 (どじょうときんぎょ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 579 caractères · 2 écrans

Aozora Bunko

ある日、子供がガラスのびんを手に持って、金魚をほしいといって、泣いていました。すると、通りかかったどじょう売りのおじいさんが、そのびんの中へ、どじょうを二匹いれてくれました。

子供は、喜んで、びんに顔を押しつけるようにして、ながめると、ひげをはやして、こっけいな顔に見えるどじょうは、

「坊ちゃん、あのきれいなばかしで、能のない金魚よりは、私のほうがよっぽどいいのですよ。ひとつ踊ってみせましょうか?」といって、一匹のどじょうは、びんの底から水の上まで、もんどり打って、こっけいな顔を表面へだし、またびんの底に沈みました。

子供は、いままで、どじょうをばかにしていたのは、まったく自分の考えがたりなかったのだと知りました。

「金魚よりか、あいきょうがあるし、踊りもするし、ずっとおもしろいや。」と、子供は、びんを持ち歩いて、友だちに吹聴したのです。

金魚を持っている子供は笑って、

「そんな、どじょうなんかなんだい、この金魚は高いのだぜ。」といって、相手にしませんでした。

「坊ちゃん、悲しむことはありません。まあ見ていてごらんなさい。」と、どじょうはいいました。

じめじめした、いやな天気がつづきました。