Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はたらくにしょうねん

はたらく二少年

小川 未明

Lisez はたらく二少年 (はたらくにしょうねん) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N4. Touchez un mot pour le sens.

N4 · débutant · kanji et kana modernes · 3 777 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

そのとき、そこを通りかけた自転車が、ぼくを見るとふいに止まって、

「おい、Kぼうじゃないか。」と、声をかけた。

それは、近所のおじさんだった。

「どうして、こんなところへきた。おとうさんといっしょか。」と、おじさんはきいた。

ぼくが頭をふると、おじさんは、ふしぎそうに、ぼくを見るので、

「海を見たい。」と、ぼくはいった。

「あはは、ばかめが。海までまだたいへんだ。さあ、早くこれにのれ。いっしょに家までつれていってやるから。」と、おじさんは後ろへぼくをのせると、走りだした。

「Nくん、こんなようなことも、あったんだよ。」と、Kがいいました。

だまってKの話をきいていたNは、たばこの火がきえたのも知らなかった。

「だれにも、にたような話はあるのかな。それで、苦しい世の中と思っても、なお生きようとするのは、いつか、いい人間にめぐりあえるような気がして、美しいゆめがもてるからですね。」

Nは、こう答えて、上着のかくしから、なにかとりだしました。それは、手ぬぐいにつつんだ鏡のかけらでした。

「きみ、それは、どうしたの。」と、Kがきいた。

「あすこで、ひろったのです。Kさん、この町はわたしに思い出がふかいんです。