Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みつばちのきたひ

みつばちのきた日

小川 未明

Lisez みつばちのきた日 (みつばちのきたひ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 774 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

なに、体が悪いって、寒さがこたえたのですよ。南の方の私の生まれた島は、いまごろは暑い日がつづくのですから、無理はありません。しかし、ここにいると、のんきですよ。わたしの大きらいな風も当たらないし、人間が万事いいようにしてくれますからね。しかし、なにしろ高価なことをいいますから、ちょっとお客がわたしには手が出せないのです。それで、去年は、わたしは、ここに残りました。今年もどうだか。なかなか素人の手に渡って、つらいめをさせられるよりか、どれほどここのほうがいいかしれません。」と、らんは答えました。

「それは、そうだ。俺なども、去年傷をしなけりゃ、とっくにここにはいないのだ。今年は傷もなおったし、どこかへゆかなけりゃならないかもしれない。そうすりゃ、また、みんなと、こうして顔を合わすこともないのだ。」といったものがあります。雪割草は、その声のする方を振り向きますと、それは、サボテンでありました。

「あなたがたは、みんな熱い国の生まれでしょう。だからそうお思いなされるんですけれど、わたしなどは、元来が野育ちなのですから、やはり風に吹かれたり、おりおりは、雨にもさらされたほうが、しんみりといたしますわ。