Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

オカアサン

オカアサン

佐藤 春夫

Lisez オカアサン de 佐藤 春夫 (さとうはるお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 831 caractères · 20 écrans

Aozora Bunko

「ロオラか。あれは面白い鳥だよ」

「よく喋る?」

「うん。いろんなことを言う」

「それはいい」

「だが、とりとめのあることは言わない。また片言ばかりだ――言葉はどうもよくわからないが、それは鳥の罪ではなくて、先生の罪らしいのだ。――赤ん坊の言葉をおぼえたのだね。だから意味はわからないが情緒はなかなかあるよ」

そこでわたしはロオラに対するわたしの観察と空想と愛情とを、仙人に話して聞かせて、ロオラがわたしには目に見えないが心にははっきりわかる好き一家族を隣人にしてくれ、またわたしの妻にはいくたりかの子供たちを思わせて彼女の母性を満足させていることを説明したのです。

「教え込まれたのではなく、自然にひとりでいろんな事を覚える鳥だとすると、いい鳥だよ。賢い鳥だよ。それにその家庭で相当長く、少くとも三四年はいただろうな。それで何かね、泣いたり笑ったりする時には多少、そんな感情を鳥も持っていてそれを現わすか知ら」

「さ。そういう点まではわからないが」わたしは仙人の問に対して答えたのです「しかし、聞く方は、ともかくもそういう感情をさそわれて聞くね――ところで、君、あれは、ロオラは今まで時々鳥屋の店にさらされた鳥ではあるまいね」