Classiques japonais avec furigana
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『ぐりむどうわしゅう』じょ
『グリム童話集』序
金田 鬼一
Lisez 『グリム童話集』序 (『ぐりむどうわしゅう』じょ) de 金田 鬼一 (かねだきいち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 4 101 caractères · 8 écrans
であって、他の国語にはこれに該当する成語がなく、学術語としては各国ともこのドイツ原語をそのまま採用しているのであるが、「メールヒェン」を語原的に検討してみると、「かがやく」「知れわたりたる」という意味の形容詞から、「著名」→「うわさ」→「うわさの知らせ」という意味の名詞が転生し、それが、「口誦・口演・ものがたり」となり、次に、「おおむね空想の産物たる作り話で、参会の人たちの娯楽のために語られる短い物語」というくらいの内容をもった「小噺」なる成語にたどりついたのであり、いわば、輝くものはおのずから評判になって知れわたり、ひとびとの間にうわさの種をまいて、口から口へと次々に語りつたえられるうちに、なんらかの点でぐあいのわるいところは自然に淘汰せられて、ほぼ一定の型を採るにいたった「おはなし」ということになるところから、これを日本語で簡単に「おはなし」と名づけたのであり、また、こういうおはなしは、古今を通じ東西にわたって、ある人〔個人または集団〕(王侯貴人、富豪、一般庶民すなわち牧者・農民・兵士・水夫・漁夫およびその他あらゆる階級職業のもの、老若男女)が、あるいは娯楽・ひまつぶしのために、あるいは夜間睡魔をふせぐためか、または心地よく華胥の国に遊ぶために、すなわちこれをわが国の言葉でいえば、「おとぎ」