Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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ハイカラこう

ハイカラ考

木村 荘八

Lisez ハイカラ考 (ハイカラこう) de 木村 荘八 (きむらしょうはち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 649 caractères · 16 écrans

Aozora Bunko

と呼んで、笑われることがあるだけである。

われわれ年輩の旧人は、少年の頃に、

※(歌記号、1-3-28)いやだいやだよ、

ハイカラさんはいやだ、

頭の真中にさざえの壺焼

なんてマがいんでしょ

という歌を、好んでうたった。

「ハイカラ」は欧化風俗のことであるから、この「欧化」という筋骨を度外視しては考えられず、欧化そのものについて考える段になると、こんどは又、たちまち明治世相史の全体がこれへのしかかって来る。その細末の小さなこと、例えば、洋服のカラーは、そもそもはじめには Collar これを「コラル」と発音して、「首巻」或いは「つけえり」と訳された。こういうことも、到底軽視できなければ、その頃おい、世相あまねき欧化の一つ一つの事項のいずれも看過できないこと、申すまでもなく、福沢諭吉先生は、明治早々にしてすでに国音の「ウ」へいきなり濁点を打って、「ヴ」とよませる、文字通り弘法大師以来の新字をこしらえて、外音の「V」を写すことに成功した。等々。

一々こういうことがすべて「響き」を持つこととなる。

ハイカラ風俗のそこから下って来た山の高嶺――欧化の絶頂――が「鹿鳴館」