Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんにんのそうまだいさく
三人の相馬大作
直木 三十五
Lisez 三人の相馬大作 (さんにんのそうまだいさく) de 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 32 603 caractères · 66 écrans
「いや、いやいや、それほどでも――」
「去年、奥州へ、大作を追って行かれたのも御貴殿で」
「左様」
「その節、もう一人の大作をお討取りに――」
「いや、大作は、三人も、四人も御座って」
「その奥州白沢の宿外れにて討たれた者は、御代田仁右衛門とて、拙者ら兄弟の父で御座る」
「何?」
弟が、素早く立って、右源太の横へ廻った。そして
「立てっ、尋常に、勝負せい」
兄は、片膝立てて、刀をもって
「尋ねた甲斐あって――よくも、父を欺し討とし、あまつさえ、お上を欺き奉ったな。刀をとれ。――女狩、立てっ」
右源太は、蒼白になって、顫えていた。
「父の敵、勝負だっ」
お歌は、膝の前の金を、素早くとって、よろめきながら立上った。
「女。邪魔だっ、外へ出ろっ」
お歌が、壁へ手を当てて、よろめきつつ、――だが、金だけは、片手に握って、走って出ようとした。
「お歌」
お歌は、振向かなかった。
「お歌っ」
右源太が、立上って、お歌を追おうとした。弟が、その腰を蹴った。右源太は、壁へどんとぶっつかって
「無法なっ」
と、怒鳴った。近所の人々が、走って出てきて、お歌へ
「おやっ」
「何か、騒動が――」
「ええ、敵討。