Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Lisez 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 119 279 caractères · 238 écrans

Aozora Bunko

三好さんは、えらいと思う。しかし、そいで以て段々自分と言うものを駄目にして行くんだったら、なってないわ。いくら、えらくったって、馬鹿であることに変りは無いわ。見てごらんなさい。三好は一番すぐれた性質を発揮する時に一番馬鹿げているから……亡くなった先生がいつも言ってらした。やっぱり先生が三好さんの事一番よく御存じだったわ。

三好 ……よそう。あいつの話はよそう。……俺も考えて見るよ。

登美 フフ。……(急に涙ぐんでいる)

三好 どうしたの?

登美 いえ、私、今の三好さんの姿を見ていると、亡くなった先生が、おかわいそうでならない時があるの。こんな三好さんを一人放りっぱなしに残して、先生、さぞ死にたくなかっただろうと思うの。……

三好 泣くのは、よせよ。……わかった……俺がなって無えんだ。……(二人しばらく、そのままで居るが、やがて三好、頭をブルブル振りながら立ち、縁側に出て、編棒を持ったまま、ユックリ歩く……間)かには自分の甲らの形に自分の穴を堀る。……俺を窮地に追い込んでいるのは、誰でも無い、俺の性格かも知れん。

登美 (フッと顔を上げて)私、いつまでこうしていても仕方が無いから、タイプの方で勤め口でもめっけようかな。