Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Lisez 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 119 279 caractères · 238 écrans
青年 御最後の模様は、わかっていますか?
百姓 ……やあ、そいつは、まだ、よくわからねえ。だども、へえ、兵隊のこんだ、いずれ、ほかの兵隊と同じようにして打ち死にしたづら。……噂では、しめえ頃は、みんな食う物も無くなったって言わあ。ふむ……
青年 ……それは、さぞ……
百姓 (叩き棒で軽くトントンと麦穂の上を叩き試しながら)……こうして、麦作るにも米作るにも、へえ、道雄や、慎太郎に……慎太つうのは満州で死んだ総領だ……食わしてやる気でやってる。……死んじまったような気がしねえもの……どっかで、まだ戦さしているような気がしやす。未練じゃ無え、未練じゃ無えけど……それ思うとジッとしてなんぞ居れねえ。ハハ……(本式に叩きはじめる)
青年 ……(頭を垂れて聞いていたが、やがて、これも、もう一本の棒を持って、百姓と交る交る麦穂を叩きはじめる)
百姓 (叩きながら)俺達みてえに……貧乏なもんは……したいと思うても格別の事あ、出来ねえ。――たんだ、兵隊にひもじい思いだけは、……させたく無え、……へえ、よその子も、ウヌが子も……ありやしねえ。……腹一杯食わして、戦さあ、さしてえ、……日本国中、方々でおっかあや、おかみさんが……そう思って……ウヌあ、食わなくても……みんな、働いてるづら。