Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lisez 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 107 926 caractères · 225 écrans

Aozora Bunko

すると両脇に翼が生えて、空に向ってあがって往くことができた。そして二ときばかり経つと、もう漢水へ着いたので、輪を描きながら下の方を見た。小さな島の中に一簇の楼舎があった。魚はそこへ飛びおりた。侍女の一人がもうそれを見ていて大声で言った。

「旦那様がお見えになりました」

間もなく竹青が出てきて、皆に言いつけて黒衣の結び目を緩めさした。と、羽がはらりと脱げたようになった。魚は竹青と手を握りあって家の中へ入った。竹青は言った。

「いいところへいらしてくれました、もう今明日にも生れそうなんですよ」

魚は冗談にして言った。

「胎生かね、それとも卵生……」

竹青は言った。

「私、今、神になってますから、骨も皮も、もうかわっているのですよ」

二三日して果して竹青はお産をした。児は厚い胎衣に包まれて生れたが、ちょうど大きな卵のようであった。破ってみると男の子であった。魚は喜んで漢産という名をつけた。

三日の後、漢水の神女が集まってきて、衣服や珍しい物をいわってくれた。皆綺麗な女ばかりで、三十以上の者はなかった。いっしょに室の中へ入って嬰児のいる榻の傍へ往き、拇指で嬰児の鼻をなでて、増寿という名をつけた。