Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふたりまちやっこ

二人町奴

国枝 史郎

Lisez 二人町奴 (ふたりまちやっこ) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 555 caractères · 19 écrans

Aozora Bunko

止むを得ぬ儀、貴殿と拙者、ここで果し合い致しましょう」

「左様さ」と云ったが土岐与左衛門、承知するより仕方なかった。

「よろしゅうござる、お相手致そう」

それから部下をジロリと見たが、

「これ貴殿方、助太刀無用、我ら二人だけで立ち会い致す。よろしいかな、お心得なされ」

こうは云ったが眼使いは、その反対を示していた。一同刀を抜き連らね、一斉に引っ包んで打って取れ。よいかよいかと云っているのである。

「いざ」と云うと土岐与左衛門、大刀サッと鞘ばしらせた。

グーッと付けたは大上段、相手を呑んだ構えである。

「いざ」と同時に十三郎、鞘ばしらせたが中段に付けた。

シ――ンと二人とも動かない。

春陽を受けて二本の太刀、キラキラキラキラと反射する。

それへ舞いかかるは落英である。

ワ――ッと群集は鬨を上げた。だが直ぐに息を呑んだ。と、にわかに反動的に、浅草の境内ひっそりとなり、昔ながらに居る鳩の啼声ばかりが際立って聞こえる。

土岐与左衛門これも免許、その流儀は無念流しかも年功場数を踏み、心も老獪を極めている。

相手の構えを睨んだが、

「油断はならぬ。立派な腕だ。しかし若輩、誘ってやろう」