Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にしょうじょ
二少女
国木田 独歩
Lisez 二少女 (にしょうじょ) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 398 caractères · 16 écrans
二三日前から熱が出て困って居るんですよ。源ちゃんそら氷。」
主人の少女は小さな箱から氷の片を二ツ三ツ、皿に乗せて出して、少年の枕頭に置て、「もう此限ですよ、また明日買ってあげましょうねエ」
「風邪でもおひきなさったの!」と客なる少女は心配そうに言った。
「もう快々んですよ。熱いこと、少し開けましょねエ」と主人の少女は窓の障子を一枚開け放した。今まで蒸熱かった此一室へ冷たい夜風が、音もなく吹き込むと「夜風に当ると悪いでしょうよ、私は宜いからお閉めなさいよ、」と客なる少女、少年の病気を気にする。
「何に、少しは風を通さないと善くないのよ。御用というのは欠勤届のことでしょう、」と主人の少女は額から頬へ垂れかかる髪をうるさそうに撫であげながら少し体駆を前に屈めて小声で言った。
「ハア、あの五週間の欠勤届の期限が最早きれたから何とか為さらないと善けないッて、平岡さんが、是非今日私に貴姉のことを聞いて呉れろッて、……明朝は私が午前出だもんだから……」
「成程そうですねェ、真実に私は困まッちまッたねエ、五週間! もう其様になったろうか、」と主人の少女は嘆息をして、「それで平岡さんが何とか言って?」