Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にばんめのむすめ

二番めの娘

小川 未明

Lisez 二番めの娘 (にばんめのむすめ) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 7 488 caractères · 16 écrans

Aozora Bunko

小父さんが亡くなられて、その後は、おばあさんと娘とで暮らしましたが、娘はだんだんと大人となってゆきました。しかし、その時分となっても、彼女は故郷に帰ることはできなかったのです。

娘と約束をした巡礼は、たしかに、その約束をはたしました。ある日のこと、巡礼は、娘の生まれた家の前を過ぎて、そこに立ち寄って、娘の渡した、紙に包んだひまわりの種子を渡し、「お娘さんは、達者でいられます。これを私と思ってくださいといって渡されました。」といいました。

一家のものは、どんなにか、この巡礼をなつかしがってながめたでありましょう。そして、娘にあったときのようすや、その家や、また町の有り様などをもたずねたでありましょう……。

母親は、年寄りになり、姉や、弟も、大きくなり、姉は、近くの村に嫁にゆきました。そして、娘の家の前には、毎年、夏になると脊の高い、ひまわりの花がみごとに咲きました。西の国から、はじめてきたこの花は、そのころこのあたりでは珍しいものでした。ひまわりの花が、日に向かって、頭をうつすのを見ると、二番めの娘が故郷を恋しがっているのだと、一家のものは悲しく思いました。