Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にじゅうしんぞう
二重心臓
夢野 久作
Lisez 二重心臓 (にじゅうしんぞう) de 夢野 久作 (ゆめのきゅうさく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 65 188 caractères · 129 écrans
ありがと」
「うむ。なかなか言葉が上手になったな。もう日本人と変らんわい。ハハハ。どうだい。お前たちは日本と朝鮮とドッチが好きかね」
「僕日本の方が好きです」
「何故日本が好きかね」
「朝鮮には先生みたいに外国人を可愛がる人が居りません」
「ハハハ。外国人はよかったな。美鳥はどうだい」
「あたし豆満江がもう一ペン見とう御座いますわ」
「うむうむ。その気持はわかるよ。あの時分はお前達と雪の中で、ずいぶん苦労したからなあ」
「おじ様が毎日鮭を捕えて来て、あたし達に喰べさして下さいましたわね」
「アハハハ。ところでお前たちは、あれから毎日毎日三枝と兄妹みたようにして暮して来ているが、これから後も、このおじさんに万一の事があった時に、今までの通りに仲よくして暮して行けるかね。参考のために聞いておきたいが……」
「出来ます。僕、呉羽さん大好きです」
「美鳥はどうだい」
「わたくし……好きです……トテモ。ですけど……何だか怖おう御座いますわ」
「ナニ怖い。どうして……」
美鳥、恥かし気にしなだれる。轟氏もキマリ悪るそうに顔を撫でて笑う。
「怖いことなんかチットモないんだよ。アレは負けん気が強いし、小さい時から世の中のウラばかり見て来とるから、あんな風になったんだよ。