Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きょうかのこむすめどうじょうじ
京鹿子娘道成寺
酒井 嘉七
Lisez 京鹿子娘道成寺 (きょうかのこむすめどうじょうじ) de 酒井 嘉七 (さかいかしち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 24 841 caractères · 49 écrans
若し、あの撥をわれとわが頭に打ちつけたといたしますれば、あの撥はどうして手に入れたのでございましょう。半四郎は、師匠のいられた楽屋附近へは、幕あきの前に近よっていません。そうすれば、あの撥が半四郎の手に渡る筈がないではございませぬか。
そうすれば、(二)に記しましたような、自然的な理由による死でございましょうか。いえ、そうでも御座いますまい。撥が、上から、ひとりでに、落ちて来たのではあるまいか、という様に考えるといたしましても、それには、撥に羽が生えて、独りでに、楽屋から飛んで来、舞台の上に吊されている鐘の中にはいっていた――と、いうことを肯定せずばならない訳でございましょう。
では、(三)のような、人為的な過失によるもので御座いましょうか。……造りものの鐘の中にある木か、鎹の類が、頭にあたった――とでも申すのでございますれば、大道具の手落ち故、とも考えられるでございましょうが、何分にも、撥という事が、はっきりと分っている上からは、人為的な過失に原因するとも考えられないでございましょう。
そうすれば、結局(四)か、または、(五)の第三者による殺人と断定しなければならないでございましょう。