Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

けさのゆき

今朝の雪

宮本 百合子

Lisez 今朝の雪 (けさのゆき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 936 caractères · 24 écrans

Aozora Bunko

すこし慾ばりすぎるかな、と簡単なその言葉に、正二は、生死の保しがたい自身を考えていたのだった。峯子は峯子の心の真実に従って自由に進退の出来るよう。更に、この頃生活への理解が急迅に成熟して来た峯子は、正二が自分たちに置いた抑制の意味を、正二のほんとうに男らしい、寧ろ良人らしい深い思いやりからとして考えるようになった。

峯子のひとりの生活をしのぎ得るものとしているのは、開花した花びらが風に誘われるもろさを知らず、未熟かも知れないが、おのずからの堅固さで希望をもって暮らせているのは、何故だろう。

御褒美と云った正二の表現は、あたっている。最も厳粛な意味であたっている。

自分たちばかりでなく、今日の日本に生きる幾多の若い男と女との、真面目な心にもあてはまることかもしれない。

省線の駅から燈火管制で暗い大通りへ出た峯子は、住居へ曲る角をすこしゆきすぎて、もう店先へ水を流している魚やへ一人前の配給をもらいによった。