Classiques japonais avec furigana
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はいくはかくかいしかくあじわう
俳句はかく解しかく味う
高浜 虚子
Lisez 俳句はかく解しかく味う (はいくはかくかいしかくあじわう) de 高浜 虚子 (たかはまきょし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 73 016 caractères · 144 écrans
これはまたその椿の落花の重たいことを音で現わしたので、あの大きな花が形を備えたままで落ちて来る、それが下に笹の生えているところであったので、ばさと音がして落ちたというのである。これも椿の落花を一方面から叙したのである。
ぽつたりと椿落ちけり水の紋 橡面坊
これもやはり音を現わしたことは前句と同様であって、下に池か川かその他何らかの水たまりのある上に椿の花が落ちた。重い大きな花であったので、ポッタリという音がした、というのであるが、前句と異るところは、同時に目に映る景色の活動を描いたところに在るので、その水の上に音をして落ちると同時に波皺が出来て、その椿を中心にして周囲に拡がって行くというのである。
流れ得ざる水の淀みの椿かな 子規
この句は前句のように水上に落ちたる椿の花が、流れに従って流れて行くうちに、その水の淀んでいて十分に流れぬところに来た。其処では水上に浮いたまま、やはり水と共に淀んでいる光景を言ったのである。桜その他の花でもこういう光景はよく見るところであるが、それが大きい目立たしい椿の花であるところに、明瞭なる印象を受けるのである。